年末年始の診療について
年末年始の診療につきましては、下記のとおりとさせていただきます。
大変ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。
12月29日(木)…12時30分まで診療
12月30日(金)~1月3日(火)…休診
1月4日(水)…診療日
※通常、水曜日は休診日ですが、1/4(水)は診療を行います。
2023年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
歯医者さんで子供に麻酔を受けさせても大丈夫?注意点は?
歯を削って治療を行うとどうしても痛みが出てしまうので、子供が歯医者さんを嫌がる理由の一つになってしまいます。
そのため、小児歯科では恐怖や痛みを和らげるために局所麻酔をすることがあります。
ただ、お父さんやお母さんの中には、子供のころむし歯の治療をしても麻酔まではしなかったという人も多いかもしれませんね。
自分が受けたことがなかったら、子供に麻酔をさせるのはちょっと不安に感じてしまうかもしれません。
麻酔を使った治療は、どんなときに行われるのでしょうか?
重度のむし歯ほど麻酔を使って治療をします
保護者の方の中には、子供のころにむし歯の治療をしても、麻酔はしなかったという方がいるかもしれません。
歯科治療で歯を削る場合、いつでも麻酔をするというわけではないのです。
むし歯が小さく表面近くだけであれば、基本的に麻酔をしないで治療を進めることができます。
ところが、むし歯は進行すればするほど根が深くなり、治療をするのが大変になってしまいます。
歯の神経(歯髄)に近いところを削れば、それだけ痛みも強くなります。
そのため、歯がボロボロになってしまった重度のむし歯では、麻酔をしてから治療を始めなければならないことがあります。
このような場合、表面麻酔を行なった後、電動式の注射針で歯茎に麻酔薬を注入します。
電動式の注射は圧力が均一にかかって針も細いので、痛みを感じにくいという特長があります。
麻酔は歯医者で良く使われているもので特に心配のないものですが、全身疾患やアレルギーの有無によっては、麻酔をしたことで重大な医療事故につながってしまうおそれがあります。
病気の履歴やアレルギーの有無は必ず保護者の方に確認しますので、ご協力をお願いしています。
また、あまりに病態が進行しているときは大学病院等を紹介するということもあるのでご了承ください。
麻酔をした後は食事に注意
麻酔の効き目は治療の後もしばらく続き、お家に帰ってからも唇や歯茎のしびれが残っています。
この間は口を上手く動かすことができないので、食べたものをこぼしてしまったり、口の中を噛んでしまったりすることもあります。
また、感覚が鈍いので口の中を噛んだり、やけどをしてしまったりしてもなかなか気がつくことができません。
ですから、麻酔をした後2時間くらいは食事を控えるようにしてください。
飲み物なら間違って噛んでしまう心配も少ないので、やけどをしないように冷たい水やお茶であれば問題ないでしょう。
また、子供はしびれや違和感があると、どうしても手で触れたり噛んだりしたくなってしまうものです。
刺激を与えすぎると腫れてしまうことがあるので、麻酔をした後は唇を噛んだり、手でいじったりしないように注意深く見守ってあげてください。
もし腫れたりした場合、すぐにかかりつけの歯医者さんに連絡してなるべく早く処置してもらいましょう。
麻酔をした後の過ごし方は、治療の後、必ず歯医者さんが教えてくれるので、ぜひ守って欲しいと思います。
逆に、わからないことがあれば遠慮なく聞いてください。
麻酔で治療をする前に、むし歯菌を抑えこむ
麻酔をすれば、確かに痛みは感じにくくなるかもしれません。
ですが、当院ではたとえ保護者の方が許可したとしても、お子さんが嫌がるのに押さえつけて治療をすることは決してありません。
まずは口の中を荒らしているむし歯菌を抑えこむのが先決です。
むし歯菌を抑えなければ、いくら怖がらせて歯を削っても、次々に再発してしまいほとんど意味がありません。
ですから、初期のむし歯リスクをしっかり調べて、それぞれの患者さんに合わせた予防プログラムを組み立て、最終的に定期的なメンテナンスを行うことがとても重要になってきます。
日頃から予防のために通院していれば、むし歯になる危険性も低くなりますし、むし歯になったとしても軽度のうちに対応できるので簡単な治療で終わらせることができるのです。
このような治療の流れをメディカルトリートメントモデル(MTM)と呼んでいます。
継続して治療に来てもらうためには、まずは歯医者さんを好きになってもらうことがとても大切なことです。
ですから、当院ではお子さんが診察室やチェア、そして歯医者さんに口の中を見てもらうことに慣れるまで、根気よく付き合います。
お子さんのむし歯の治療はぜひ当院にご相談ください。
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子供が歯医者を嫌がるとき、どうすればいい?
歯の治療は、大人でも苦手な人がいるほどです。
子供が嫌がっても、それは仕方がないことなのかもしれません。
ただ、むし歯は放っておいても自然に治ることはなく、それどころかどんどん悪くなって次に生えてくる永久歯にも悪影響を与えてしまいます。
子供のために早めに治療を始めてあげたいものです。
リラックスして歯の治療を受け入れてもらうためにはどうすれば良いのでしょうか?
お母さん、お父さんに最初に試して欲しい“コツ”をいくつか挙げてみました。
子供に歯医者さんを好きになってもらうには?
子供にとって病院に行くのが苦手だというのは自然なことです。
なかでも、歯医者さんは歯を削ったり、息苦しかったり、痛い思いをしたりすることもあるので、大人は我慢できることでも子供にとっては大変です。
ですから、嫌がる子供を歯医者さんに連れて行くときには、なるべくリラックスした状態にしてあげることがとても大切なポイントになります。
子供のむし歯治療を始める際、まずは次のようなことに気をつけてみましょう。
(1)歯医者さんに行く時間帯は、体調の良い午前中がおすすめです。昼寝の時間や空腹時、さらに夕方の時間帯は機嫌が悪くなって嫌がりやすいものです。
(2)嘘をついて連れてくると、かえって嫌がる原因になります。連れてくる際、「見るだけ」「痛くない」とは言わないで下さい。その代わり、治療の後にはたくさん褒めてあげて下さい。
(3)待合室ではなるべくリラックスできるように、本を読んで聴かせたり、おもちゃで遊ばせてあげたりして下さい。
また、素直に受け入れてもらうためには、イメージ戦略も欠かせません。
歯医者さんといえば、昔から子供にとって怖い場所の定番でした。
歯医者さんに行くのを嫌がるような場面はいつの時代の漫画にもよく登場しますし、子供を叱りつけるときに「歯医者さんに連れて行く」という人までいるようです。
このようなことで歯医者さんに対するネガティブなイメージが子供の中に出来上がってしまうと、実際に治療を受ける前から行きたくなくなってしまうのは明らかです。
本当に治療が必要なときに嫌な連想をしてしまわないように、「歯医者さんに連れて行く」を叱り文句にしないで下さい。
「親子で一緒に」がかなり効果的
実は、「お母さん(お父さん)が実際にやってみせる」のは、とても有効な方法です。
「お母さん(お父さん)がやっている!」というのが子供ごころをくすぐるようです。
ですから、まずはお子さんの治療を始める前に、お子さんの目の前で、お母さん(お父さん)が歯の検診やケアを受けてみせることをおすすめします。
できれば、お子さんは一緒の診察チェアに座らせ、間近で様子を見ることができるようにすると良いでしょう。
お母さん(お父さん)が一緒に治療を受けるのは、子供のむし歯を予防することにもつながります。
小さな子供では、親から子供へとむし歯菌が感染してしまう親子感染の可能性があります。
つまり、お母さん(お父さん)の口の中が汚れていて、お子さんに食べやすいように噛んだ食事を与えていたり、同じスプーンを使いまわしていたりすると、むし歯菌も同時に与えてしまうので、子供がむし歯になりやすくなってしまうのです。
このような親子感染の機会をなるべく減らすためにも、親子で一緒に検診や治療を受けることが望ましいのです。
大切なのは親子の信頼関係です
たとえ歯医者さんに怖いイメージを持っていたとしても、むし歯を治療するために歯医者さんに通うということは避けては通れません。
乳歯はどうせ抜けるからと放置すると、次に生えてくる永久歯のむし歯や歯並びにとても大きな悪影響を与えてしまいます。
子供を必要以上に怖がらせず、リラックスした状態で治療を受けてもらうためには、やはりお母さん(お父さん)の協力が欠かせません。
事前に歯の治療というものがどういうものなのかを良く話し合ってみるということも必要でしょう。
この際、次のむし歯を予防するために、正しいデンタルケアの方法を教えてあげることも大切です。
子供をたくさん治療してきた経験豊富な小児歯科の歯医者さんなら、子供が治療を受けたくなるような工夫をいっぱい知っています。
当院は、小さな子どもたちが怖がらずに楽しく通ってくれるような歯医者さんを目指しています。
わからないことがあれば気軽に相談してください。
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